リノベーションにも利用できるローンがあるのはご存知でしょうか。
リフォームよりも費用が多くかかるリノベーションの場合、資金に不安を感じる方も多いですが
ローンを利用したり、減税や補助金などを上手に使うこうとで資金面の不安を少しでも払拭することができます。
リノベーションに使えるローンの種類
リノベーションで使うことのできるローンは主に下記の2つです。
- リフォームローン
- 住宅ローン
リフォームローンとは?
『リフォームローン』はリフォーム専用のローンですが、所有している自宅をリノベーションする場合、
新たに住まいを購入してリノベーションする場合のどちらでも利用することが可能です。
リフォームローンのメリット
- 借入額によっては担保が不要
- ローン審査が比較的通りやすい
リフォームローンのデメリット
- 借入額の上限が1,000万程度と低めの銀行が多い
- 返済期間が15年程度までと短期間である
- 金利が2〜5%で割高
住宅ローンとは?
『住宅ローン』は住宅の新築・購入を目的として借り入れるローンのこと。
自宅や土地に抵当権を設定するため、借入期間が長く金利が低いのが特徴です。
住宅ローンのメリット
- 借入額の上限が大きく設定されている銀行が多い
- 返済期間が35年と長期間で少しづつ返済することが可能
- 金利も現在だと1%程度と低い
- 住宅ローン控除の対象になる
住宅ローンのデメリット
- 審査が厳しく、ローンが組めなかったり満額借り入れが不可能な場合がある
ローンの金利と返済方法について
金利は『変動型』『全期間固定型』『固定期間選択型』の3種類
金利には大きく分けて『変動型』『全期間固定型』『固定期間選択型』の3つがあります。
それぞれのメリット・デメリットを解説致します。
・変動型
市場の動向にあわせて年2回金利が見直されます。
ですが家計への急激な負担増を避けるため、月々の返済額が5年間は変わらないのが一般的です。
また、返済額は前期間の1.25倍までという上限も設けられています。
メリット
- 市場が低金利の現在はとくに恩恵を受けやすい
デメリット
- 将来的に金利上昇のリスクがある
・全期間固定型
借り入れ期間中はずっと同じ金利が適用されます。
メリット
- 月々の返済が変わらないためライフプランが立てやすい
デメリット
- 変動型よりも金利が高めの場合が多い
- 市場が低金利でもその恩恵がない
・固定期間選択型
数年間の固定金利の後、改めて「固定」か「変動」を選ぶことができる。
金利固定期間は3年・5年・10年。
メリット
- 最初の固定期間中は、優遇金利が設定されている場合がある
デメリット
- 固定期間終了後、金利が大きく上昇するリスクがある
リノベーションで住宅ローンを利用するには?
リノベーションで住宅ローンを利用する場合、住宅購入を伴うかどうかで
利用するパターンが変わってきます。
住宅購入+リノベーション
住宅購入と同時にリノベーションを行う場合、2つのローンの組み方が可能です。
・一体型住宅ローンを利用する
物件取得時にローン審査をする場合、見積書や契約書などの書類が必要となるためスケジュールがタイトになりやすい。
金利の低い住宅ローンを利用することで月々の返済額を抑えられるのがメリット。
・住宅ローン+リフォームローンを利用する
一体型ローンよりは金利が高くなりますが、物件を購入したあとでリノベーションについて考えることができるので
時間をかけて家づくりのプランを練ることが可能です。
持ち家をリノベーションする
すでに所有の自宅をリノベーションする場合は、住宅ローンの残債有無により変化します。
・住宅ローンが残っている場合
ダブルローンとなるので、取り扱いのある銀行が限られる。
・住宅ローンの返済が終わっている場合
一部の銀行で、リノベーション費用のみでも住宅ローンの対象としているプランがあります。
金利の条件などがことなるので要注意。
リノベーションでは減税や補助金などの優遇制度を積極的に!
リノベーションは所得税や固定資産税の減税を受けられる
一定の要件を満たすリノベーションを行った場合、手続きをすることで、所得税や固定資産税の減税を
受けることができます。
・住宅ローンを利用する場合
住宅ローンを利用し一定の要件を満たすリノベーションを行った場合、住宅ローン控除(減税)の
適用があります。最大控除額は400万円(40万円×10年間)
・返済期間が5年以上のリフォームローンを利用する場合
返済期間が5年以上のローンを利用し一定の要件を満たすリノベーションを行った場合、ローン型減税の
適用を受けることができます。最大控除額は62.5万円(12.5万円×5年間)
リノベーションでもらえる補助金
断熱改修や耐震補強などの要件を満たすリノベーションには国や自治体で補助金を出しているケースが多いです。
契約・着工前に申請が必要な場合が多いので、事前に確認しておきましょう。
専門家に相談しながら後悔しないリノベーションを
ローンの仕組みや補助金は、専門的な情報が多くすべてを理解するのには時間がかかります。
銀行やFPなどの専門家に相談しながら、資金への不安を和らげましょう。
弊社でも補助金取得やFPのご紹介をしておりますので、リノベーションをご検討のかたはぜひご相談ください。