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注文住宅用の土地探しのポイント【設計事務所と一緒に探す】

注文住宅で家を建てる上で、最初の課題が「土地探し」です。

希望の場所や条件を納得のいく価格で購入するのはなかなか難しく、

多くの時間や労力を費やす方もいらっしゃいます。

今回は設計事務所に注文住宅を依頼する場合に、土地を探す際のポイントや、コツをご紹介します。

 

 

おすすめの探し方は「設計事務所と一緒に探す」

設計事務所に注文住宅を依頼する場合は、土地探しの前に相談をして一緒に

探してもらった方がメリットが多いです。

 

  1. 設計事務所のネットワークでインターネットに掲載していない物件が知れる
  2. 建築条件などを判断してもらえる
  3. 建てられる家のポイント(日当たりや間取り)が想像しやすい
  4. 条件の悪い土地でも建築の可能性がある

順に解説致します。

 

 

設計事務所のネットワークでインターネットに掲載していない物件が知れる

地域に根付いた設計事務所や工務店ですと、不動産業界ともネットワークがあるので

掘り出し物の土地に出会えることがあります。

また、土地の条件などを先に設計士に把握してもらえるので、間取りやデザインを想像しながら土地を探してもらえます。

 

建築条件などを判断してもらえる

専門家じゃないと判断できないような建築の制限や立地条件があります。

それによって理想の家(家の広さや高さ)にならなくなる可能性もあるので、

この段階から建築士さんに相談しておくのがおすすめです。

 

建てられる家のポイント(日当たりや間取り)が想像しやすい

建築士さんと一緒に土地探しをしていると、建築条件を踏まえた上で話ができるので

土地購入の前から「どんな家が建てられるのか」という想像がしやすいです。

どの場所が一番日当たりが良いのか、その土地だとどれくらいの大きさの建物が建てられるかなど事前情報をもらいながら、

土地の選択ができるようになります。

 

条件の悪い土地でも建築できる可能性がある

ハウスメーカーなどが家を建てられない土地は安く販売していることが多いです。

例えば高低差がある土地や狭小地など。

ですが設計事務所はそういう場所こそ得意なので、土地購入の費用を抑え、

その分本体に費用をかけるということも可能になってくるかと思います。

 

 

土地の購入の前に確認すべきこと【注意点】

土地ごとに制限や建築条件が決まっているので、理想の家がそこに建てることができるのか

ちゃんと確認する必要があります。

土地の売買契約をする前に必ず確認しましょう。

 

建蔽率と容積率の確認

  • 建蔽率とは土地の面積に対する建物の建築面積の割合のこと
  • 容積率とは土地の面積に対する延べ床面積の割合のこと

この2つで敷地に対してどれくらいの大きさの家が建てられるのかが決まります。

 

用途地域の確認

用途地域によりどのような建物が建つ可能性があるのかがわかります。

住宅街によっても、低層の建物しか建てられない地域もあれば、オフィスビルなども建つ地域もあります。

希望の土地がどの用途地域なのかを確認し、周囲に高い建物が建つリスクや、周辺環境で騒音の不安にならないかをチェックしましょう。

 

高さ制限や日陰規制などの建築制限の確認

土地によって様々な建築条件があります。広さや形状、方角や面する道路によって

異なってきますので、注文住宅を検討の際は依頼する会社に一度確認してもらうのが確実です。

 

宅地かどうかの確認

造成された土地じゃない場合、インフラ(上下水道や電気)が整っていない場合があります。

土地の価格が安いからと先走って購入してしまうと、建築工事の際に思わぬ費用がかかってくる場合があるので注意しましょう。

 

 

まとめ

土地を自分で探してから、設計事務所に依頼するケースが多いですが、

建築制限や宅地のインフラなどあらかじめ建築士に相談していた方が家づくりも

スムーズに進むので、土地を探す際は設計事務所と一緒に探すことをおすすめします。

 

また土地探しの前段階でしっかりとした資金計画を行っていた方が良いでしょう。

土地にこだわりすぎて、マイホーム計画の予算がオーバーしないためにも

事前に費用のバランスを考えておくことが大切です。

 

自分が理想とする土地を見つけることはなかなか困難ですが、情報を集めたり、

時には希望のエリアを散策したりして行動していると、より良い土地に出会えるかもしれません。

アーキトリップでは注文住宅をお考えの方と一緒に土地探しも行っております。

これから家づくりを始める方はぜひ、土地探しからご相談ください。