良い睡眠がとれないことに悩みながらも、具体的な問題点を自覚できない人は多いようです。
寝室のインテリアを工夫することで、「質の高い睡眠」を手に入れましょう。
深く眠り、スッキリ目覚める寝室の4つのポイント
- エアコンの風が直接、体に当たらないようにベッドを配置する
- 夫婦別床で快適に過ごす
- 朝は太陽の光で目覚める
- 夜間用のフットライトや照明を配置する
エアコンの風が直接、体に当たらないようにベッドを配置する
良質な睡眠をとるには、室温のコントロールが大切。
夏は25℃、冬は16℃〜19℃を目安に室温を保つと良い眠りにつながります。
エアコンを朝までつけっぱなしにしておけば室温のコントロールはしやすいですが、
風が直接体にあたると冷えや乾燥、だるさの原因になるので、ベッドの配置を考えましょう。
夫婦別床で快適に過ごす
人が快適だと感じる室温には性差があります。
一般的に筋肉量が多い男性は低めの室温を好み、女性は高めの室温を好む傾向が多いです。
夏場はこの差が問題になりやすいので、シングルベッドを2台並べて
エアコン側に男性が寝るといったような工夫をすると効果的です。
朝は太陽の光で目覚める
朝は一日の生体リズムがリセットされる時間帯です。
まぶたを通して太陽の光を感知し、徐々に覚醒するのが理想の目覚め方です。
そのため、できればベッドは窓際に配置できると良いでしょう。
夜間用のフットライトや照明を配置する
明るい場所では睡眠を促すメラトニンが十分に分泌されないため、良質な眠りが得られにくい。
逆に完全な真っ暗な状態では不安を感じて交感神経が高ぶり、睡眠の質が悪くなる場合もある。
その場合、寝室に色温度の低い間接光のフットライトを設置すると良いでしょう。
夜間にトイレに行けるように眩しさを感じない程度に調光できるタイプだと尚良し。
緩やかにつながる寝室のアイディア
どんなに仲の良い夫婦でも、好ましい睡眠環境には個人差があるものです。
近年では睡眠の質に配慮してベッドを分けるご家族も多いです。
特に歳を重ねた夫婦の場合ですと、別室を希望する場合もあります。そんな場合でも
それぞれの部屋に緩やかなつながりをもたせておくと、お互いの状態や気配を程よい距離で
感じることができるので安心です。
別寝室のポイント
エアコンを共有するかどうか。
つながりをもたせた間の空間にエアコンを配置すると、直接風があたることもなく
快適な部屋割りが可能になります。
まとめ
寝室の設計では睡眠のことを優先に考え、
窓やエアコンの配置や照明の明るさなどがとても大切になってきます。
間取りを考える際にどうしても、畳数などにこだわりがちになってしまいますが、
目線を変え部屋ごとの役割を把握していくと理想の住まいに近づくのではないでしょうか。
今回はこちらの図書を参考にさせて頂きました。
アーキトリップ建築設計事務所では福島県で新築やリノベーションの設計業務をおこなっております。
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