注文住宅を建てる際によく耳にするようになる
「UA値、Q値、C値」など… 一体なんのことなのか??
今回はこの言葉が住まいのどんな値を表しているのかを解説していきます。
断熱性能を示す根拠となる数値が「UA値・Q値・C値」
UA値・Q値・C値は、住宅の断熱性能を判断する為の重要な数値です。
なかでもUA値は、建てた住宅が省エネルギー基準でどの区分に該当するのかを判断する為の根拠となります。
UA値=外皮平均熱貫流率
UA値は「どれくらいの熱量が外に逃げていくのか」を示した数値です。
住宅の内部から床、外壁、屋根や窓を通過して外部に逃げる熱量を数値化した値になります。
UA値が小さい=熱が逃げにくく、省エネルギー性が高い=断熱性能が高い
断熱区分4地域の福島県ではZEH基準が0.60となっています。
Q値=熱損失係数
Q値とは「どれくらい熱が逃げにくい家なのか」を示した数値です。
断熱性能が高い家ほどQ値の数値は小さくなっていきます。
Q値が小さい=熱が逃げづらい家=省エネ性能が高い家
福島県ではQ値=1.9が基準とされています。
しかしQ値については住宅の形状や延べ面積の大きさによって実際の断熱性が曖昧なものになってしまう為、
次世代住宅の省エネ基準ではUa値が判断基準とされています。
C値=気密性
C値は「どれだけ隙間があるか」を示した数値です。
気密性を判断する根拠となり、家づくりでは最も判断がしづらい「現場の施工精度」を数値としてみる基準となります。
C値が小さい=高気密な家
福島県ではC値=5.0が基準とされています。
快適な暮らしをするために
これらの数値は、その住宅がどれだけの断熱性に優れているかを判断する目安になります。
間取りや使用する建材によっても数値は変化していくので、注文住宅を依頼する場合も
必ずチェックするポイントかと思います。
将来の生活や快適性を考え、デザイン性だけに囚われない住宅の性能を考えてみましょう。
アーキトリップでは長期優良住宅の取得にも努めています。
デザインは勿論ですが、耐震性や省エネ性を向上させることにより、長く快適な暮らしをしてもらえるような
住宅を推奨しております。