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住まいを屋根から考える【見た目が劇的に変わる屋根の形】

おしゃれな外観のポイントは「屋根」にあります。

屋根ひとつで与える印象は大きく変わります。

 

本記事では、屋根の形状や素材、デザインについてご紹介していきます。

 

屋根の形状、どんなかたちがあるのか

ひとことでやねといっても形は様々。

住まいづくりで知っておきたい屋根、8種類をご紹介します。

1、切妻屋根

いわゆる三角屋根のことです。

屋根と聞いて、この形をイメージする方も多いと思います。

 

特徴

比較的丈夫で雨漏りがしにくい特徴があります。

単純な構造をしていつためメンテナンスも簡単です。

さらに、切妻屋根はほとんど全ての屋根材を使用することができます。

 

2、寄棟屋根

寄棟屋根は4方向に傾斜面がある形状をしています。

日差しや雨からの影響を緩和します。

 

特徴

台風に強いという特徴があります。

雨量や雪量を分散させて住宅の負担を減らすだけでなく、風に対しての耐久性も高いです。

 

洋風住宅にも、和風住宅のどちらにも合う形状なので、建物のスタイルを選びません。

 

3、片流れ屋根

一方方向へ流れている屋根のことをいいます。

片流れ屋根は、コスト面を重視したい方にとって、かなり優れた形です。

シンプルモダンな住宅と相性が良く、スマートな外観を好む方にもおすすめです。

太陽光パネルと一緒採用されることもあります。

 

特徴

屋根の構造が簡単なため材料費を抑えて、低コストで仕上げることができます。

雪の落下場所が片側だけなので、安全性がたかまります。

 

4、陸屋根

平らな形をしていて、屋上がある屋根です。

 

特徴

陸屋根の最大の特徴は、屋上スペースを設けることができることです。

ガーデニングや屋上庭園を楽しめます。

最近では、大雪の落下事故防止のため陸屋根を採用する住宅も増えているようです。

 

5、方形(ほうぎょう)屋根

四角錐の形をした屋根のことです。

四方に雨や雪を分散することができます。

 

特徴

四方から雨が流れ、はけが良い特徴があります。

雨が多い地域にも適した形状になります。

 

6、入母屋屋根

切妻屋根と寄棟屋根を組み合わせたような屋根のことです。

田舎で見たことがある方も多いのではないでしょうか。

日本だけでなく、アジアの各国でも多く見られる屋根の形状です。

 

特徴

大きな特徴は、屋根裏の通気性、断熱性、耐風性が高いことです。

一方で、複雑な構造をしているため、雨漏りする可能性もあります。

 

7、招き屋根(まねきやね)

招き屋根は、段違いになっている形状の屋根です。

ロフトを作りやすい形状であり、別荘などでも採用されています。

屋根と屋根の間の外壁に窓を設けることで、たくさんの自然光を室内に取り入れることができます。

 

特徴

耐風性、断熱性、通気性が高い特徴があります。

低コストであることも招き屋根の魅力です。

 

8、はかま腰屋根

はかま腰屋根は切妻屋根から派生した屋根の形状です。

袴をはいた時の姿に似ていることから、はかま腰屋根とよばれています。

 

特徴

家を建てる時、高さや幅に制限が設けられることがあります。

はかま腰屋根は、そのような時に基準を達成する目的でよく使われています。

 

素材、どんなのがあるか

屋根をつくる素材にはどのようなものがあるのでしょうか。

5種類の素材とそれぞれの特徴をご紹介します。

1、瓦(和瓦、洋瓦)

粘土を焼いてつくる屋根材です。

重く厚みがあるため、遮音性、断熱性、耐熱性に優れた特徴があります。

耐久性も高いことから塗り替えの必要はありません。

しかし、重量があるため耐震性を考慮してるとは言い難いです。

 

2、ストレート

ストレートとは、セメントを薄板に加工した屋根です。

普及率が高く、デザインやカラーのバリエーションが豊富です。

耐火性、断熱性、耐震性に優れた特徴がある一方で、暴風雨に比較的弱く雨水が室内に入りやすいこともあります。

定期的なメンテナンスが必要です。

 

3、ガルバリウム鋼板

ガルバニウム鋼板とは、アルミニウム、亜鉛、シリコンによってメッキ加工された素材のことです。

耐震性や防水性が高い特徴があります。

性能とコスト面のバランスが良く、複雑な形状の屋根にも使用できるとして、人気の高い素材です。

 

4、アスファルトシングル

アスファルトシングルとは、ガラス繊維にアスファルトを染み込ませて、表面に石や砂を焼き付けたシート状の屋根材です。非常に軽く耐震性に優れた特徴があります。

一方で、軽量が原因で風に飛ばされる可能性もあります。

 

5、セメント・コンクリート瓦

セメントやコンクリートを原料とした瓦素材です。

通常の瓦よりも大量生産が可能なため安価である特徴があります。

耐久性が低く、定期的なメンテナンスが必要です。

 

形状や素材でどんな外観になるの?

形状や素材によって、どんなデザインになるのかご紹介します。

片流れ屋根+ガルバニウム鋼板=スタイリッシュな外観

片流れ屋根とガルバニウム鋼板の組み合わせはスタイリッシュな印象を与えます。

外壁や屋根のカラーを、ブラックなどダークな色合いにすることで、よりかっこいい外観になります。

 

切妻屋根+ストレート=モダン

切妻屋根はどんな素材とも相性が良いですが、ストレート素材と込み合わせるこで、モダンな

雰囲気をつくります。

 

入母屋屋根+瓦=和瓦デザイン

入母屋屋根に瓦素材を使用することで、昔ながらの落ち着きのある印象を与えます。

和風の仕上げをしたい方へおすすめの組み合わせです。

 

まとめ

屋根の形状や素材、デザインについてご紹介してきました。

屋根ひとつで外観の印象が大きく変わります。

屋根の形状や素材にもこだわって、おしゃれな外観を目指してみませんか?

こちらのサイトで屋根の形のバリエーションが確認できます

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