こんにちは。アーキトリップの桑名です。
ここ数年で影響を受けた建築について
まずは台湾でみたショップ。

つぎにスリランカでみた民家。

どちらも共通しているのは植物との共存があり、先に植物があった土地に建築をしているということ。
自分たちが建築をする場合一番最初にやることは土地を平らにすることです。
木が生えていたら根っこまで取り除き、土地が斜面になっていたら水平にならすことを行います。
これが建築をつくり始める上で普通で、なんの疑問ももたずに何年もこの仕事を繰り返してきました。
そんな中、この建物をみたときに、
ここの建築主はなんて豊かな感性を持っているんだろうかと衝撃を受けました。
もともと生えていた植物を避けながら建物をつくるのが、どれだけ大変なことなのか、、
建築に影響を受けたというよりも、建主の感性に感銘を受け、自分の考え方に奥行きを与えてもらいました。
日本の建築と庭の関係は、境界にあります。
デッキやひさし、建具によって室内と室外(庭)の境界をあいまいにすることで
庭を生活の一部へと取り込む手法のひとつです。
その考えが私も好きで設計の中でも大切にしていることでした。
ただここでは、庭(木)を建物の一部の景観として取り込み景色をつくっている様がとても印象的でした。
何もない状態をつくってから始めるのではなく、すでにあるものと対話しながらつくること。
建築を完成させることだけを目的にするのではなく、その場所に流れてきた時間や、これから育っていくものまで含めて考えること。
これから自分たちがつくる建築にも、そんな視点を少しずつ取り入れていきたいと思っています。