こんにちは、アーキトリップの桑名です。
「アーキトリップ」という社名は、**Architecture(建築)とTrip(旅)**を掛け合わせた造語です。
どちらも、私が好きだったものです。
建築が好きで設計の道を選び、旅が好きで、さまざまな土地を訪れてきました。
その二つを、そのまま社名にしました。
自分は昔から旅が好きでした。
知らない土地を歩き、その土地ならではの景色を見ること。
その場所に流れる空気や文化、人との出会いに触れること。
「ここに来なければ、この景色は見られなかった。」
そんな体験に、何度も心を動かされてきました。
旅で印象に残るのは、有名な観光地だけではありません。
ふと立ち寄った路地や、地元の人との何気ない会話、偶然見つけたお店など、予定していなかった出来事が、その旅を特別なものにしてくれることがあります。
設計事務所を立ち上げるとき、「旅」という言葉を社名に入れたいと思ったのには理由があります。
家づくりやお店づくりも、旅とよく似ていると感じていたからです。
完成という目的地は決まっています。
しかし、その道中には素材を選ぶ楽しさがあり、図面を見ながら未来の暮らしを想像する時間があります。
時には悩んだり、不安になったり、予定どおりに進まないこともあります。
それでも、一つひとつを積み重ねながら完成へ向かっていく。
私は、その過程そのものが建築の大きな魅力だと思っています。
社名を考えているとき、もう一つ自分の中で考えたことがありました。
それは、「旅」と「旅行」は何が違うのだろう、ということです。
私の中では、旅行は目的地や体験することがある程度決まっていて、その計画どおりに進んでいくものです。
一方で、旅は少し違います。
その場で行き先を変えてみたり、偶然出会った人との会話から予定が変わったり、思いがけない景色に出会ったりする。
予定調和ではないからこそ、自分では想像もしなかった体験が生まれます。
私は、その偶然性こそが旅の面白さだと思っています。
そして、それは建築にもよく似ています。
建築は、設計者一人だけでつくるものではありません。
お客様の想いや、その土地が持つ環境や歴史、周囲の風景や光の入り方など、さまざまな要素が重なり合うことで、自分一人では思いつかなかった発想が生まれる瞬間があります。
そうした予想外の広がりこそが、建築の楽しさなのだと思っています。
だから私は、「旅行」ではなく「旅」という言葉を選びました。
もう一つ、「旅」という言葉には別の想いも込めています。
旅には、その土地でしか味わえないワクワクがあります。
私は、その感覚を建築でも感じてもらいたいと思っています。
家は毎日を過ごす、とても日常的な場所です。
だからこそ、光の入り方や素材の質感、窓から見える景色や季節の移ろいなど、日々の暮らしの中に小さな発見や心が動く瞬間がある住まいをつくりたい。
日常の中に、少しだけ旅のような豊かさを感じられる建築を目指しています。
建築は、一人では完成しません。
お客様と一緒に考え、悩み、楽しみながら少しずつ形になっていきます。
私たちは、完成した建物をつくるだけではなく、その道中も楽しめる存在でありたいと思っています。
目的地まで案内するだけではなく、その旅路そのものを一緒に味わうガイドのような存在。
それが、私たちアーキトリップの目指す姿です。
「ARCHITRIP」という社名には、建築を通して、人と一緒にワクワクする旅をしたいという想いを込めています。
完成した建物だけではなく、完成するまでの時間も、お客様にとって大切な思い出になるように。
そんな建築を、これからも一つひとつ丁寧につくっていきたいと思っています。