家を建てるのにはどれくらいのお金が必要なのでしょうか?
建ててから住み始めるのに必要な引越し代や保険はどれくらい予算が欲しいのか?
結論:ライフプランニングと資金計画で家づくりの予算を把握する。
「マイホーム費用」=「建物の値段」 ではない。
実際に家を建てるには、建築費以外にも付帯工事費や設計料がかかります。
また住宅ローンの諸経費や各種税金、保険代など様々な費用が必要になってきます。
こういった費用を把握し、予算がオーバーしないように、どういったことにお金がかかるのかを家づくりを始める前に確認しておきましょう。
マイホーム費用は、大きく分けて3つにわかれます。
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本体工事費 75%
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付帯工事費 15%
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諸経費 10%
①本体工事費
まず、本体工事費は建物の建設に関わる費用です。「上物(ウワモノ)」と言ったりもします。
基本的には建物を工事する工務店やハウスメーカーから提出される見積もりの費用になります。
具体的には以下のような工事費用が含まれます。
■本体工事費に含まれるもの(一例)
- 基礎工事
- 駆体躯体工事
- 大工工事
- 電気や水道の設備工事
- 内装工事
- お風呂やキッチン、トイレ等の設備機器
住宅のお金を表す際に「坪単価」と言いますが、
これらの本体工事費を延べ床面積(坪)で割った費用のことを「坪単価」で表現します。
なお弊社の設計費用はこの本体工事の10%を目安として頂いております。
②付帯工事費
建築工事費以外に関わってくる費用に「付帯工事費」があります。
この費用には屋外に関わるもの、建築に関わるものの2種類があります。
■屋外に関わる付帯工事費用
- 水道やガスの引き込み工事費用
- 造成工事費用(敷地に高低差がある場合や整地をする必要がある場合)
- 地盤改良工事(地盤が軟弱な場合)
- 外構工事(庭やフェンス、門柱、ガレージにかかる費用)
■建築に関わる付帯工事費用
- カーテン
- 空調機器
- 家具、家電
- 地盤調査費用
- 確認申請費用
- 完了検査費用
③諸経費
家づくりの際には、税金やローン・火災保険料など多くの支払いがでてきます。
これらを諸経費と呼び、基本的には住宅ローンで賄うことができないので現金で準備する必要があります。
■諸経費(一例)
- 住宅ローン手続き費用
- 火災保険・地震保険費用
- 抵当権設定契約書の印紙税
- 建築請負工事契約にかかる印紙税
- 登録免除税
- 登記するための司法書士への報酬
- 不動産所得税
- 地鎮祭や上棟式にかかる費用
④その他にかかる費用についても確認しましょう
- 仮住まい費用
- 引越し費用
- 近隣への挨拶
- 電話工事費用(ネット回線)etc…
家づくりは多くの人が一生に一度しかしない経験なので、総額がいくらになるのかを把握し、マイホーム費用が予算をオーバーしないようにするのは難しいものです。
ライフプランニングをすることにより、マイホーム費用の予算が明確になり、資金計画表を作成することにより、どれくらいの規模の家が建てられるのかが把握できます。
注文住宅にかかる費用を理解して、無理のない家づくりの計画を立てることが大切です。
アーキトリップでは資金計画表の作成とライフプランニングの相談を無料で承っております。
建築会社や地域によっても異なる部分がありますので、ご興味がある方はぜひ一度ご相談ください。