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北欧デザインって結局なに?【住まいの特徴と配色について】

優しく温かさを感じさせる北欧デザインは、今もなお人気の高いデザインです。

本記事では、北欧デザインの住宅を建てる際のポイントをご紹介していきます。

北欧デザインとは

人気の高い北欧デザインですが、

北欧デザインとは、どのようなデザインのことをいうのでしょうか。詳しくみていきましょう。

北欧デザインとは

北欧デザインとは、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、ノルウェーといった北欧諸国のデザインのことです。

日本でも長く愛されているデザインの1つです。北欧デザインの特徴には下記のことがあります。

 

北欧デザインの特徴

 

・自然素材が用いられている

北欧デザインには自然や植物をイメージさせるデザインが多くあります。

北欧の人々の動物や植物を大切にする心がデザインにも表れているようです。

・シンプルなデザイン

シンプルな色、シンプルな構造であるのも北欧デザインの特徴です。

寒い期間が長い北欧の国々は、室内で過ごす時間が長くなってしまいます。

そのため飽きのこないシンプルなデザインが多くあります。

 

・落ち着いた優しい色合い

北欧デザインは基本色にベージュやブラウン、グレー、ホワイトが使われています。

そこに自然を連想させるアースカラーを合わせることが多いです。

飽きのこない色が多く、落ち着く色を好む傾向にあります。

 

・照明器具が豊富にある

日照時間が短い北欧では照明器具も発達しています。

北欧の照明は、日本の蛍光灯と違って、黄色く温かみのある灯が特徴的です。

 

・木製の家具や雑貨が多い

北欧の家具や雑貨には木製のものが多いです。これには北欧は森林が多いことが理由に挙げられます。

木の素材を生かした温かみのあるインテリアも北欧デザインの特徴です。

出典:unsplash.som

住宅にみる北欧デザインとはどんなもの?

住宅にみる北欧デザインについて詳しくみていきましょう。

北欧デザインの住宅には以下の特徴があります。

 

高い断熱性と気密性

特徴の一つに高断熱性・気密性があげられます。北欧の気候は冬と夏の寒暖差が激しく、このような気候に対応すべく住宅の技術も発展してきました。

その結果、北欧デザインの住宅は「冬は暖かく夏は涼しく」快適な住環境となっています。

 

たくさんの光を取り入れる

日照時間が短い北欧では、日が出ている時にたくさんの光を取り入れるように、様々な工夫がされてきました。北欧の住宅では大きな窓が設置されたりあらゆる場所に小窓を設けたりされているのも特徴です。

 

長く住める家である

北欧では一つの家に長く住み続ける文化があります。

メンテナンスをすることで長く住み続けられるような構造になっています。

 

日本も冬と夏で寒暖差があり、最近では高断熱性・高気密性の住宅に注目が集まるようになってきました。

北欧デザインの住宅は日本の気候にも合っていて暮らしやすい家であるのです。

北欧デザインの住宅に仕上げるポイントとは?

北欧デザインに仕上げるためのポイントをご紹介します。

北欧デザインの外観

 

・外壁は落ち着いたカラーが人気

北欧風の外壁は、白・グレー・ベージュ・茶色系・レンガのような落ちついた色が人気です。

2色使うツートーンカラーの外観もおしゃれな印象を与えます。

・窓には木製の窓枠

木は鉄やアルミよりも熱を通さないため、外気の影響をうける窓には最適な材料なのです。

機能性はもちろんのこと、窓を木枠で囲むことでオシャレな外観ができあがります。

・三角屋根が定番

北欧は積雪量が多いため、勾配のある三角屋根に仕上げることが一般的です。

印象に残る外観をつくつことができます。

屋根材は洋風住宅に使用されている「洋瓦」や、金属製の「ガルバリウム鋼板」、アスファルトが原料の「シングル材」を用いることが多いです。

北欧デザインの内装

 

・内装は「シンプル・ナチュラル」がカギ

北欧デザインに仕上げるには、シンプル、ナチュラルさがカギとなります。

内装のベースカラーとして、ホワイトやベージュは人気色です。

 

・床は自然素材で仕上げる

北欧デザインは、自然のモチーフをたくさん取り入れています。

内装の基礎となる床には、自然素材が最適です。温かみを感じられる無垢材などの材木がおすすめです。

 

・壁材はナチュラル色で統一感を

壁材はホワイトやベージュといったナチュラル色で仕上げることが多いです。

ナチュラル色で仕上げることで、北欧家具や雑貨を引き立てる効果もあります。

より柔らかい雰囲気をつくりたい場合は、漆喰や珪藻土で仕上げるのもおすすめです。

 

・照明は一室多灯が北欧流

北欧デザインは、「必要な場所だけを照らす」ように照明を使います。

つまり、日本のように1つの部屋に1つの照明で全体を照らすのではなく、2つ以上の照明を使って光を取り入れるのです。

例えば、ペンダントライトでテーブル上を照らし、スタンドライトで手元を照らします。

このように照明を配置することで、リラックス効果も期待できます。

 

・開放的な広い空間と窓

北欧の住宅は大きな窓や小さな窓を駆使して、光をさくさん取り入れる工夫がされています。

北欧デザインの住宅でも自然光を存分に取り入れられるように、大きく開放的な窓を設けて仕上げます。

また、リビング、ダイニング、キッチンは一体かさせて、広い空間をつくります。

まとめ

今回は北欧デザインについてご紹介してきました。

北欧デザインの住宅は、日本人の暮らしに合うところがたくさんあります。

家のデザインを決める際に、検討してみてはいかがでしょうか。

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